2017年11月末に、ビットコインの価格は100万円を突破し、12月中旬には200万円を超えるまで価格が高騰しました。
このビットコインの価格の高騰は、ビットコインの分裂(ハードフォーク)によって配布される仮想通貨が相次いで発表されていること、上がり続けるビットコイン価格への投機的な目的が大きいように思えます。
しかし、ビットコインは本来「流通通貨」としての目的を持っているにも関わらず、日本でのビットコイン決済ができる店の増加はあまり見かけません。
この記事では
- 今ビットコインでどれだけのモノが買えるのか?
- 今後ビットコインが普及していくのか?
まとめてみました。
目次
現在日本でビットコインで買い物ができるもの
今日本では、ビットコインで決済できる店が約200店舗程度しかないと言われています。(2017年12月19日現在)
現時点でビットコインがどのように使われているかを見てみましょう。
ビットコインのオンライン決済
- DMM.com
- ビットコインモール
- Touch mall
など
DMM公式サイト
DMM.comは動画配信、レンタル、通販等などのサービスを手がける総合エンターテイメントサービスです。
DMMでビットコインで支払いをするには、ビットコインでDMMポイントを買い、DMMポイントで決済するというシステムです。
ビットコインが使える店舗
- ビックカメラ
- コジマ(一部店舗)
- ソフマップ(一部店舗)
など
ビットコインで買い物できる店舗で最も有名なのはビッグカメラでの決済でしょう。
ビックカメラでは、直接ビットコインで支払いできるのが特徴です。
- レストラン
ビットコイン決済を導入している「レストラン」などの飲食店が、出てきているようです。
しかし、まだ使えるほとんどの店舗が「東京」に集中している状態です。
その他にも少しづつビットコイン決済の導入を始めた店舗も出始めてはいるようですが、ビットコインの価格上昇に比べると、やはり決済ができる店は少ないように感じます。
今後ビットコイン決済ができる店舗は増えるのか?
今ビットコイン取引が世界で一番行われているのはなんと「日本」です。
日本ではビットコインが使える店舗がそれほど広がりを見せていない中で、「取引シェア世界一」という異常事態が起こっているのです。
今後も、ビットコインの価格をそのまま保ち続けるためには、「為替」や「株」のような「売買取引による流通量」ではなく「ビットコイン決済での流通量」が増える必要があるのです。
ビットコインで「車」が買えるようになる
「Audi」「BMW」「ベンツ」「MINI」「VOLVO」「JAGUAR」「ポルシェ」「アルファロメオ」などの中古高級外車を扱うリベラーラが2017年12月20日よりビットコイン決済を導入すると発表されました。
「リベラーラ」を運営する株式会社IDOMは、中古車販売「ガリバー」で全国展開している企業です。
リベラーラでビットコイン支払いの試験的導入を行ったあと、全国約550店舗ある「ガリバー」にも導入を検討しているようです。
ビットコイン決済は導入が簡単
今日本のキャッシュ以外の方法で一番多い支払いは「クレジットカード」でしょう。
店舗がクレジット決済を始めるには「カードリーダー」などの備品を揃えたり、カード会社と契約したりとやることが多いのが現状です。
しかし、ビットコインでは取引所に口座を持ち、専用アプリをダウンロードするだけで、簡単にビットコイン決済を導入することができます。
ビットコインは手数料が安い
クレジット決済では、店舗側が売り上げるたびに、クレジットカード会社へ「売り上げの5%ほど」の手数料が支払われています。
それに比べてビットコイン決済では、「店舗側が支払う手数料が1%」と格段に安いのです。
そのうち日本円も一切持たなくても、ビットコインを持っているだけで生活が出来てしまうくらいに「ビットコイン決済」が広まる可能性もあります。
もしそうなれば、ビットコインの価値も今以上に上ることになるかも知れません。
今後「既存の決済システム」がシェアを維持していくのか?
「ビットコイン」がシェアを奪うことになるのか注目じゃ!
まとめ
ビットコインは、本来の目的は「取引の決済」です。
ビットコインが本当の意味で価値を上げるためには、決済ができる店舗数が増えるかどうかに掛かっていると言えます。
「導入の簡単さ」「手数料の安さ」から導入する店舗が増える要素はあるとは思うのですが、今のところビットコイン価格だけが先行して上昇しているような状態です。
今後、ビットコイン決済ができる店舗が増えていき、本当の意味で「価値」が出てくることに期待したいです。